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導入:ミラノから特急で約2時間!花の都フィレンツェへ

ミラノのホテルを拠点(ベースキャンプ)にした私たちは、特急列車「Italo」に乗って、ルネサンスの中心地・花の都フィレンツェ(Firenze)へ日帰り遠征をしてきました!

ガイドブックでよくフィレンツェは「天井のない美術館」と表現されます。 出発前の私は、「建物や街並みがあまりにも美しくて、まるで街全体が美術館みたいだという意味だろうな」と勝手に解釈していました。
しかし、実際に現地を歩いてみて、その本当の意味を知り度肝を抜かれることになります……!
今回は、朝10時に到着してから夜20時まで、約10時間たっぷり歩き回って見つけた「本物の芸術」や「ザ・ヨーロッパな光景」など、フィレンツェ日帰り観光のリアルな街歩きの様子をたっぷりの写真とともにお届けします。
朝10時到着!美しすぎる「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」へ
ステンドグラスと奥行きのある絵画に感動
朝の10時前にフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅に到着! (💡ちなみに、フィレンツェの街中はスーパーがたくさんあるので、飲み物などの買い出しにとても便利です)
特に細かくルートを決めていなかった私たちは、駅を出てぶらぶら歩いていると、すぐに大きな美しい聖堂を発見。「入場料もそこまで高くないし、入ってみようか」と軽い気持ちで見学してみることにしました(10:20頃)。

ここが「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」でした。
イタリアで初めて入った教会でしたが、内部の荘厳さに圧倒されました。
- 祭壇裏のステンドグラス: その細かさと色合い、そして太陽の光が差し込んだ時の輝きが信じられないほど綺麗!
- キリストの磔刑図: 妻が調べてくれたところによると「遠近法(奥行きを出す技法)」を用いた初期の傑作だそう。確かに真正面に立つと、絵の中にスーッと奥行きを感じる不思議な作品でした。
- 豪華な祭壇と地下の遺構: 祭壇の下の台座まで造りが細かく、1100年代の遺構を覗き込める穴もありました。




さらに外に出ると、お墓が並ぶ静かな通路や、壁画が一面に描かれた小さな部屋(ここにも古い磔のキリストが!)があり、その奥には映画の主人公になったような気分を味わえる大きな中庭が広がっていました。
この教会だけでも見どころが多すぎて、気づけば12時前まで滞在してしまいました。
\この教会のステンドグラスはイタリアで見た中でも相当きれいでした!/
街歩きで遭遇する「ザ・ヨーロッパ」な光景
メリーゴーランド、騎馬警官、そして馬車!
教会を出て、フィレンツェの中心部へと歩を進めます。 両脇に並ぶ建物がしっかりとしたヨーロッパ調で、フィレンツェは本当に建物一つ一つが美しい街です。
中央の大きな広場(レプッブリカ広場周辺)に出ると、なんとメリーゴーランドが広場に直置きされていました!


「おお〜!」と写真を撮りながら次の目的地を探していると、後ろからパカパカ……と蹄の音が。 振り返ると、なんと馬に乗った警察官がパトロール中! 美しいヨーロッパ建築に囲まれた広場、優雅に回るメリーゴーランド、そして騎馬警官。浅草寺の周りを人力車が走っているのを見た時のような、「これぞまさにヨーロッパ!」という最高の光景でした。
さらに歩いていると、今度は観光客を乗せた「馬車」が後ろから通り過ぎていきました。現代の街並みに馬車が完全に溶け込んでいるのがフィレンツェのすごいところです。

この後、12:30頃にお目当てのオステリアへ入り、絶品のエビのリゾットやステーキを堪能しました!

シニョリーア広場:本物の芸術作品を直置き!?
「天井のない美術館」の本当の意味を知る
美味しいランチで体力を回復させ、14時前から再び街歩きをスタート。 しばらく歩くと、噴水の中央に大きな彫刻がそびえ立つ広場(シニョリーア広場)に到着しました。この日は防災フェスタのようなイベントが開催されており、ドローンや災害救助ロボットのブースが出ていました。
その広場の奥(ランツィの回廊)に目をやると、天井が吹き抜けになった空間に、巨大な彫刻が大量に展示されているではありませんか!



メドゥーサの首を掲げた恐ろしいほど精巧なブロンズ像(ペルセウス像) や、男女が絡み合う大理石の彫刻(サビニの女たちの略奪) など、どれも圧倒的なスケールです。ライオンの石像まで鎮座しています。
私はそこにあった別の大きな大理石彫刻の立派な台座がちょうど座れるようになっていたので、そこでペットボトルの水を飲みながら腰掛けて休憩していました。

「さすが芸術の街、広場の演出のためにこんな立派なレプリカをたくさん置いているんだな〜」とその時は感心していたのですが……
なんと帰国後に調べて衝撃の事実が発覚。 現地にあった案内板にも記載されていた通り、私がもたれかかって休んでいた彫刻(19世紀の『ポリュクセネーの略奪』) も、目の前にあったメドゥーサの像 も、すべてレプリカではなく「歴史的な本物の芸術作品」だったのです!!

美術館の中でガラスケース越しに見るような本物のマスターピースが、まさか広場に「直置き」されているなんて……。
後にも先にも、本物の芸術作品の台座をベンチ代わりにして休憩することはないだろうなと震えました(笑)。おそるべし、フィレンツェ。
フィレンツェが「天井のない美術館」と呼ばれる本当の意味は、比喩ではなく「物理的に、美術館にあるべき本物の芸術作品が街中にゴロゴロ直置きされているから」だったのです。 これには本当に感動しました。
\回廊の目の前がウフィツィ美術館です!/
ポンテ・ヴェッキオと Arno(アルノ)川沿いの散歩
宝石店が並ぶ有名な橋と、猛烈な暑さ!
広場を抜け、アルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋「ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)」へ(14:30頃)。




有名な橋ですが、実際に渡ってみると橋というより「宝飾店がズラリと並ぶ一本の小道」という雰囲気です。橋の途中には川を見渡せる開けたスペースがあり、たくさんの人が記念撮影を楽しんでいました。
ただ……とにかく暑い!! イタリアの強烈な日差しで体力がゴリゴリ削られます。宝飾店の冷気で涼みながらなんとか橋を渡り切り、逃げ込むように入ったカフェでイタリア最大の「巨大ジェラート」を食べて生き返りました(笑)。 (※この時の巨大ジェラートの顛末も食費記事で紹介しています!)


16時前までカフェで休憩したのち、川沿いをゆっくりお散歩。
川沿いは視界が開けていて、遠くにはドゥオーモ(大聖堂)の丸い屋根が見えます。ふと橋を見ると現代アートの銅像があったり、道端にガリガリの銅像(ヨハネの像)が立っていたりと、本当にどこを歩いてもアートに触れられる街です。




※右端の人形みたいなのが現代美術の作品みたいです(「普通の男」)。
音楽とドレスアップした人々:サンタ・クローチェ広場〜ドゥオーモ周辺
街角に溢れる音楽と最高の雰囲気
夕方になり、サンタ・クローチェ教会の前の広い広場へ。 広場に面したバールのテラス席でカフェを楽しむ人々を横目に歩いていると、どこからともなくバイオリンなどの生演奏が聞こえてきます。東京ではなかなか味わえない、優雅で穏やかな雰囲気です。
さらに市街地を進み、ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)と「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の前に到着(18:00前)。
\私たちはミラノのドゥオーモ行きましたが、フィレンツェも前売り券あり/






ここで記念撮影をしていると、今度はサックスの美しい音色が近づいてきました。 「なんだろう?」と思っていると、ドレスアップした紳士淑女がわらわらと集まってきて、洗礼堂の前に並んで記念撮影を始めました!後から調べたところ、どうやらクラシックコンサートなどのイベント後に集まって撮影をしていたようです。
白大理石の美しい洗礼堂、夕暮れの空、サックスの生演奏、そしてドレスアップした人々。 まるで映画のワンシーンのような最高の雰囲気を味わうことができました。
その後、19時前に巨大な「中央市場(Il Mercato Centrale)」のフードコートへ行き、絶品のラグーパスタとニョッキの夕食を堪能。20時前にフィレンツェ駅を出発し、22時頃にミラノのホテルへ帰還しました。


まとめ:フィレンツェは「日帰り」でも大満足できる!
歩くだけで感動する、絶対に行くべき街
朝10時に到着し、夜20時まで滞在したフィレンツェ日帰り観光。
今回は「ウフィツィ美術館」などの有名な屋内美術館には入りませんでしたが、それでも「天井のない美術館」と呼ばれる街のポテンシャルを十二分に体感することができました。
ヨーロッパ調の美しい建物、街中に溢れる本物の彫刻、そしてどこからともなく聞こえてくる音楽。ゆったりとした時間が流れるフィレンツェは、イタリアに行ったら間違いなく訪れる価値のある街です!



ただ、約10時間歩き回ったので、最後は少し疲れました(笑)。
見どころがギュッと詰まっている街なので、「どうしても行きたいスポット」をある程度絞っておけば、日帰りの半日(5〜6時間)程度の滞在でも十分に満喫できると思います!
絵画や彫刻、美しい街並みを歩くのが好きな方は、ぜひフィレンツェを訪れて「本物の芸術」に触れてみてくださいね!
\美術館行く方は早めのチケット必須です!/









